スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

232

232
 深夜、妹は中でセッティングして待っていると言い含め、ヒロミを目的の部屋まで案内するアキラ、カオルはお酒やつまみを乗せたワゴンを押している。
「どこが会場なの? 映写室のステージならわざわざここ通らなくても」
 ヒロミが先を歩くアキラに聞いていた。
「とても良い場所とだけ言っておきます」
「え? どこ? どこだろう」
 検討もつかないという表情で、ヒロミとカオルが顔を見合わせていると、
「ここです」
 急に何もない所で立ち止まり、その壁を示したアキラ。
「え? ここ? ここかぁー、やられた! 秘密の場所なのにバレバレか、どうしようもない子たちねぇ、でもまぁ確かにここが一番素敵ではある。うふふっ」

 ブシュウ、ブシューと、二枚ある防音扉が空気を圧縮させるような音を響かせ閉じられると、すぐさま鍵をかけたアキラ。仄かな明かりの中、二人を椅子に座らせると、真正面に簡単な音楽用機材が置かれ、その後ろには天井から真紅の布が垂れ下がる、即席のテージが出来上がっていた。だが、そこには、肝心の楽器やマイクは見当たらなかった。
「娘ちゃんがんばって~、あぁなんか涙でてきそう」
 まだ登場していない養女は、きっと垂れ幕の裏に居るのだろうと声援を贈るヒロミは、ハンカチを握りしめ、シャンパンの栓が勢い良く弾けると、細長いグラスに注がれ気泡が揺らいだ。来賓に先に渡されると、アキラはグラスを掲げ挨拶をはじめた。
「来てくれてありがとう。今夜は、お二人の為に心を込めて歌います」
▼応援してもらえると書く気力が沸いてきます。
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
▼C.Bに面白かったらぷちカンパ
C.Bに面白かったら。WebMoney ぷちカンパ

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

233

233
 ちいさな拍手が起こり、シャンパンを一気に飲み干すアキラはグラスを置き、設置したライトを点けた。暗い室内にパッと伸びるニ灯の明かりが、ビロード素材の垂れ幕をキラキラと紅く鮮やかに照らしている。
「それではショーの始まりです。お聞きください」
 もう一度小さな拍手、アキラがコントロールボックスのボリュームを上げていくと、女の泣くような、切なげに詠われる詩がスピーカーから聞こえはじめた。必死で詠もうとすればするほど抑揚のある声になり、途切れるとすぐに荒い息と吐息が交じり合う、卑猥な喘ぎ声に変わっていった。
「あぁ!」
 慌てたヒロミがステージに駈け上がり、垂れ幕を引きずり降ろすと、天井まで吊り上げられた肉の塊にライトが当たった。錘(おもり)付きのニップルチェーンが、乳房を痛々しげに引っ張り、性器とアナルに固定された二本のバイブがモーター音を唸らせ蠢き、緊縛され背側を弓なりにしならせた詩を詠う女に、天井から伸びたマイクなど不要だった、獣のような喘ぎ声が部屋中に響き渡っていた。
『あぁああああああ!』
 驚愕の表情を浮かべるヒロミ。
「いかがですか? 妹の歌声、素敵でしょう? 俺らは愛し合っているんです。もう密会のようなことはしたくなかった。だから、あなたなら分かってくれると思って…、俺が調教した愛するユィナ、彼女の本当の姿を知ってもらいたかった」
 アキラは焦点の定まらない狂人のような顔で、凍りついたように動けないヒロミに話しかけていた。
「そうだよな、ユィナ! 俺のペニス欲しいか?」
▼応援してもらえると書く気力が沸いてきます。
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
▼C.Bに面白かったらぷちカンパ
C.Bに面白かったら。WebMoney ぷちカンパ

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

234

234
「欲しい、欲しいです! 皆様の前で犯してください。思う存分いたぶってください、アキラ様ぁ、早く、はやくぅうううドクンドクンした精子をいっぱいぶちまけてください、あたしはあなた様専用の肉便器! お小水も大便も受けます。マンコも、アナルもあっついょおおお、疼くヨォ、鞭で罰して! もっと痛めつけて、淫乱なあたしを戒めて、きつく仕置きしてください! ヒロミ様、あなたたちもどうかあたしを! あたしは、兄の所有物、兄の為だけに在る淫乱なメス犬、あたしはあなたたちが良く知るあの女の娘!」
 快楽の全てを覚えてしまったように、可愛い娘の口から吐かれる劣悪な言葉たち。悶え、苦しげに喚き散らし、口から垂れた涎がヒロミの手にかかっていた。
「そう…」
 やっと口を開いたヒロミが、吊られて苦しげな肉の塊を見ていた。
「いいのね?」
 コクンと頷くユィナに、
「きちんと返事なさい、 そのいやらしい口で!」
 声をきつめたヒロミ。
「はぃ」
 ユィナの潤んだ目。
「…降ろしなさい」
「了解です!」
 ジャッキの鎖をガラガラと巻き戻していくアキラ。手を伸ばせば触れる位置へ彼女が降りてくると、縛られ具合を、縄に指を通し診るヒロミ。グイグイと力を込めるたび娘の体は小刻みに跳ねては声を洩らし、這い回る縄に指を添わせ滑らせていくと、そこはヌラヌラと輝く蜜で溢れかえっていた。
『あぁ、なんていやらしい…』
 部屋の照明を明るくしたカオルが、ユィナの痴態をうかがうと、メス犬は眩しいと目を細めた。
「綺麗…、とても綺麗よユィナ…、上手いわね緊縛これならいい…。ユィナちゃん、シャンパン飲む? アタシ、ミィナにおしっこさせるのが大好きだった…。出るのを顔で受けながらゴクゴク飲んだり、なんて甘美なひと時だって感じながら悶えるの…、あなたのも飲みたい…、あなたは本当にミィナに似ている、まるでミィナそのもの…、でも、ミィナはアタシを捨てた。愛してたのに、あなたは…アタシを…」
▼応援してもらえると書く気力が沸いてきます。
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
▼C.Bに面白かったらぷちカンパ
C.Bに面白かったら。WebMoney ぷちカンパ

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

検索フォーム
カウンター

現在の閲覧者数:
はじめから読んでくださいね

■全ての記事・小説のバックナンバーを表示できます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

C.B

Author:C.B
C.Bの恋愛官能小説ブログへようこそ。ここは。「ふたりの彼。玩具の私」と、その続編「妹と兄。そして震える母」の書庫になります。

■ご注意:当ブログの小説の無断使用はできません。著作権利は作者C.Bが保持しています。お問合せはページ内にあるメールフォームをご利用ください。

筆者にメール

名前:
メール:
件名:
本文:

 
応援してください
★このサイトにチップを贈る
このサイトへチップを贈る
★ポチッと応援お願いします。
書く気力が沸いてきます。
アルファポリスで応援
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)で応援
にほんブログ村ランキングで応援
ランキングサイト
相互リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Twitter