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ふたり16

 マメさ加減も、そっくりな二人。
行動表?外出表ボードなるものを作っていて、外へ出るのは順番に交互にと、取り決めをしてた。
片方が片方に、それを差し出し、

「おぃ… これ、なんか修正されてないか? 書き換えたような跡が見えるぞ!」
「数字間違えたから、書き直しただけ! 今日の買い物は僕の番」
「あ。ていうか、お前今日風呂掃除だろー トイレもピカピカに磨いとけよなー」
「え? 昨日やったのは僕だぞ? 同じ人見てやったような気になってないか?」
 小さないざこざが起こり始めていた。

「はーぃ ふたりともー ここに来て万歳してー」
「ん?」
「どした?」
 私は、彼らの服を脱がし、新しく買ってきた服を着せてあげた。
「うん。どっちも似合う~」
 彼らを見て小さく拍手した。
「んー これは色分けでしょうか? どっちが1号か、2号って分かるようにだね…」
「マスクドライダーだなぁ。そもそもあれは、腕折ったから仕方なく二号が生まれたって…」
「このままポーズ決めて変身するか?」
「変身して、またお互いになるのか?」
 スタンドミラーで自分の姿を見る二人は、同じデザインで違う配色の服をしげしげと眺めていた。
「だって。そーしとかないと~ こっちも分からなくなるから。気に入らない?」
「いや、君のセンスにはいつも感謝してる。気に入ってる」
「でも、僕はこっちが着たい」
 Aユタカは、Bユタカの着てる服をつかんでいた。
「ねぇ ミィナ また聞くけど、どっちが本体か本当に分からない?」
「そうだよ! 君ならどっちが本物のなのか分かるはず」
「えぇー ちょちょっと待って。またその話しー? 分かってたら色違いの服なんか買ってこないよー でしょう?」
「なんでもいいんだ些細なことでも」
「なんか感じ方が違うとかない?」
 少し苛立ったように、私を責めてくる二人。
たまにこーなる…。
でも、こーいうときは決まって… 私は萌える…。
「ぁん」
 YUTAKAsは、私を鏡の前に押しやった。
図書館また行きたい?」
「行きたいって言わないと、もっと凄い事したくなる」
「どっちにしても連れてくくせに~あぁあん」
「ふふっ」
 彼らは私を脱がせていく、色違いの彼らは服を着たまま、私だけ露出させられていく…。
「目を閉じないで」
「しっかり見てて」
恥ずかしい…
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tag : スタンドミラー恥ずかしい…図書館萌える露出

ふたり17

 荒々しく服をずらされ、ブラの上から片方づつを同じ手で揉まれる…。
乳・首を同じタイミングで、同じ力加減で弄られ、
「座りこんじゃだめ」
 硬くなった両方を、両方に口で転がされると、鏡に足を開かれ長いスカートに潜るふたりが写っている。
どちらかの彼の頭を押さえのけぞる私は、
感じすぎる体で鏡の中の自分と会話した…。
『もしかして、彼らを分裂させたのは…。あなたなの?
 分からないよ。なんにも分からないよぉ』
 鏡はいつの間にか大きな三面鏡に買い換えられていて、そこに写る彼らのはけ口は私しかいなかった・・・。
でも、私はふたりの愛を受け入れることを心から望んでいた…。
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tag : ブラ

ふたり18


 彼と別れた。
彼は偏愛的な性行為を求め続けたから…。
ずっと拒否し、
だから別れを告げた。
それが半年前。
別れてから一人を満喫してる私は、異性(男性)とは無縁の生活をしていた。

 抱えていた長期に渡る単行本のプロジェクト。
仕事をが一段落した時、
前祝だと、女同士の同僚たちと飲み破目を外しに出かけた。
今、私に彼が居ないと言うと
そろそろ狂う時期よと、ほくそ笑む苦手な先輩が居て、
特に生理前は…と話してくれた…。
「SEXなんかどーでもいい」
 私は髪を撫でてくれて、隣に居てくれるだけの
彼がいいのと、酔っ払った勢いで
言い合いをしたらしかったが、
その先輩は、
あまりに子供な言い分に、
飲んでいたワインを噴き出し、
私にキスをしてきた。
彼女も酔っていたのだ…。
舌が口の中に入ってきたとき、
ほんの少しうっとりしてしまったけど、
慌ててその女を突き飛ばしてしまい。
床に転がってしまった彼女は、
ケラケラ笑っていた。
後のことはあまり覚えていなくて、
いつの間にかマンションのベッドで
眠ってしまっていた。

 喉が渇き、夜中に目を覚ました。
冷えたミエビアンを飲み干し、もう一眠りしようとして、部屋の隅に置きっぱなしのぬいぐるみを見つめていた…。
『なんで捨てきれないのかな?』
 酔って眠い頭で考えた。
前彼から初めてのプレゼント。
とりわけ大きなクマのぬいぐるみ。
『なんで君はまだ家にいるんだい?』
 クマを抱えなんとなく、抱いてベッドに入ったけど、
寝苦しい夜が続く残暑に、熱帯夜はまだまだ終わりそうになく、エアコンの設定温度を下げても。
肌に暑さが蝕むのを感じ、眠ろうにも眠れなくなっていた…。
その時、車の大きなクラクションが下の道路に響き渡った時、目が冴えてしまい、自分がしてることに気づいた…。
私は急激に欲情し、半分寝てるような状態でクマ抱き付き、
いやらしい部分を押し当てをくねらせていたのだ…。
『欲しいよぉ。欲しいよぉ。鎮めて欲しいよぉ』
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tag : クラクションエアコンクマ抱くくねらせる欲情

ふたり19

 ぬいぐるみのクマは、いつのまにか別れた彼になっていた。
彼と過ごした日々。
「ミィナはスケベだな? いつか俺と別れても、誰かとエッチしまくるんだろう? ここをグチョグチョにさせて求めるんだろう? 誰でも彼でも求めて彷徨うのだろう?」
「イャーッ なんでそんなこと言うの? 好きよ。あなたが大好きなのに」
「スケベな牝にはお仕置きだ」
「だめぇー それはいやー」
 彼は構わず私のお尻に平手打ちを喰らわせていった。

 そして、気づいた。
別れてから半年。
ほんとに今、気づいたんだ。
貰ったこのヌイグルミのここに
玩具が仕込まれていたことを…。
「え?!」
 ゆっくり、引っ張り出すと、艶っぽく光る”あれ”が飛び出てきた…。
「ぁ…」
 生理の近い私はそれを握り、彼にお尻をぶたれるいやら女になっていた。
「お前はただの、エッチなメス。
 痛いだろう? でも、されながらだと狂おしく良くなっていくだろう?」
 避けれないように、私の体に自分の体重をかけ、
パシンパシンと響く痛みと快感にどうにかなりそうに果てたけど、その後も数日座れないくらい腫れに、彼とお別れしようと決心していた…。
「ぶってー ぶってー」
 でも今は、物欲しげに口走り。その時ことを鮮明に思い出していた…。
ベッドの上でごそごそ蠢き、シーツの海に溺ていった…。

 次の日、生理が来てしまい、起き抜けの憂鬱なボーっとした体で、抱いていたクマにゾッとし、ハサミでバラバラにして捨てた。
そして、そんなことはいつのまにか忘れた日々を過ごし、
今の彼。抱えてるプロジェクトの著作者だったユタカと恋に落ちていた。
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ふたり20


 ユタカはミィナを愛した。
ミィナも、ユタカしかいないとその愛に応えた。
彼のやりいこと…ユタカの愛し方は、昔の男よりも激しく、唐突な行為だったが、感じるままに身を任せていくのがとても心地良くなっていた。
そんな行為の余韻は、どこにいても、仕事中ですら、そのことを思うだけで、ふわっと宙に浮いたように、思わず声が漏れそうな”悶え”に襲われることもあり、一人で顔を紅くすることもあった…。
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