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ふたり11


 ふたり目の彼がいつ頃出来たのか…
それは2ヶ月前のこと。
ユタカは以前から私と同じように頭痛持ちで、
あまりに痛いと、
脳神経専門の病院へ行ったのが始まりだった。
行くとすぐに入院と言うことになり、
私は心配し慌てたが、
担当の先生も緊急を要することでは無いですと、
しっかり説明してくれたし、
ただの検査入院だよと、
ユタカは頭を撫でてくれたけど、
忙しくて世話をすることもままならず
四日ほど、不安な夜を過ごした。
そして、彼が退院する日。
二人目の彼と出会ってしまった…。
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tag : 二人目の彼ユタカ

ふたり12


 会社に無理を言って早退した私が、
退院のお祝いに、
今日くらいは手料理を頑張ろうと
スーパーで彼の好きな食材を、
手押しワゴンに入れていた時、
偶然彼も買い物に来ていた。
それは。ただ、ただ嬉しかった。

ふたりの彼。玩具の私
第1章 ふたりの彼。玩具の私
「おかえりぃー ユタカ~」
 私たちは、
人目もはばからず抱き合い
キスしていた。
彼もたまたま食材を買いに来ていて、
高級ステーキ肉などが、カゴに入っているのが見えていた。
「3枚? さんまいも買うの?」
「病院のごはんまずかったからさー」
「今日は私がすき焼きでもって思ってたけど、
 結局あなたに作らせちゃうみたい アハ」
「肉を扱うのは男の仕事。
 君も美味しそう。 うふふ」
 こっそり。そっと胸を揉んでくる彼。
「あぁん おばさんが見てるぅ」
「寂しかった…」
「私もぉ」
 心がキュンって鳴り、
この精肉コーナーで、
押し倒して欲しいと願っていた…。

 車で家に帰り、
我が家のドアを開けると、
「寂しかったよぉー」
 と、彼がいつものように儀式を強いる。
それは、とても素敵な、
二人だけの秘密の遊び。
だけど、ユタカ… 彼は、
私の真後ろに立っている!
仲良く手を繋ぎ、
帰って来たばかりなのよ?
『どーして家にも居る!!」
 目の前にいる彼と、背後の彼。
どう見ても、どっちもユタカ…
双子?」
 思わず飛び出た言葉。
何も答えない男たちは、
あたりまえのように、
驚いている私にはお構いなく、
いつものことを、
いつものようにやりはじめた…。
ふたりして…。
スカートに潜り、あそこを責めるユタカ…
信じられない状況でも、
体は反応した…。
背後から抱かれを奪うユタカ…。
「ぁん ねぇ 答えて。
 双子だったの? ねぇ
 あぁあああん」
 下のユタカは私を見上げニヤつき、
後ろのユタカは、
私のうなじからを責めはじめた。
「あぁああ」
 がとても、とても感じる私。
どちらも、私の気持ち良い部分。壷を心得ていて、
どちらが、はじめの彼なのか見分けが付かない…。
『3枚目のお肉。
 もう一人のためだったのか…』
 と、どうでもいいことを思い、
立っていられない私に、
ふたりのユタカが言った。
「今日からミィナは僕らのオモチャ♪ いいね?」
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tag : オモチャ双子ミィナ

ふたり13

 ふたりの顔を交互に見た。
双子にしか思えなかったけど、
あまりに似すぎてる…。
乱れた髪、目じりの位置、
左手の甲の傷、
これは彼が
入院する前に付けた
包丁のかすり傷のはず…。
『ここまで似るの?!』
 ここまでなんておかしい…。
まさか…
同一人物!
どっちがどっちだかほんとに分からない…
とりあえずAとBにするけど、
印も無いから、
意味は無い…。
彼らは、色々考えてる不思議顔の私に、
「僕もびっくりしてる…」
 Aが言った。
「良く分からないんだ。
 お昼前に帰って来て、惰眠を貪ってたら…
 いつの間にか、二人になってた…」
 Bが言った。
ふたりにそれぞれの耳で囁かれ、
彼がやたら、複数プレイの話を持ち出していたのは、
『秘密にしていた双子の兄弟。と、
 相手をさせたかったのよ?
 これはきっとサプライズ。
 初めて明かしてくれたんだ。きっと』
 と、納得させようとした。
「信じられないことだけど…
 不思議と落ち着いていられるのは
 なんでだろう?
 多分だけど、これが噂の
 ドッペルゲンガーだろうな」
「お前”が”だろ? 本体は僕!」
「僕に双子の兄弟なんか居ないしね。
 僕たちとか、僕らじゃないよ?
 あくまで僕個人ね」
「うん。そうそう、そのとーり」
 ユタカたちは口々に、
理解に苦しむ会話を繰り広げ、
たった数日離れていただけなのに、
儀式に飢えていた私は、
唐突で初めての、
複数プレイに酔っていった…。

 愛してる彼と同じ顔の彼。
寸分たがわぬ体なら、
ついている男性自信もまったく同じ形容。
声のトーンや話し方。
したいことも同じふたりに、
代わる代わる愛され
あまりに興奮した私は、
果てた瞬間…
失神してしまっていた…。

これが、3Pの始まりだった…。

ドッペルゲンガー
自分自身がもう一人現れてしまい、それを見てしまうと死期が近いなどと言われる。古くから世界各地に伝わる民間伝承。
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tag : ドッペルゲンガー複数プレイ3P

ふたり14

 それからと言うもの、あそこと、口には必ず二本の肉棒を咥えさせられ…。
触ってもらえない胸に、
『もう一人居たらキスしてもらえるかな?
 もう一人居たら…?
 えぇー! 私ったらなに考えてるの!』
 ふぃに顔をブルブル振ってしまい、自分のおかしな行動にニヤついた彼らと目が合ってしまった…。
「なに考えてたの?」
「教えなさい」
「なんでもないです…」
「本当?」
「うそ臭いなぁ」
『ダメ!』
 私は逃げようとした。 
「ほーら、お仕置きぃー」
「僕はこっちのスイッチで。うふふふふ」
「そーいうことしに来たんじゃないの真剣に…ぁん」
 小声で囁き合う三人。
でも、すぐに力が抜けストンと腰を落としてしまった…。
二人のユタカは、とりあえず別人に見えるよう、まったく違う服装で座っていて、
「してみたかったんだ」と、
 エスカレートする行為はネット通販でプレイグッズを買い、今の今。私にあてがわれている…。
『だめ…あふぅ』
 思わず声が漏れる。
乳・首の先にふたつ…。下の穴にもに一個ずつ…。
専用のかっこ悪いブラとショーツに仕込まれた遠隔操作できるローターが、小刻みで激しい振動を走らせている…。
『んんん おかしくなるぅー んあぁぁああ』
 床に転げ落ちそうなくらい刺激を与えられ、やめて、やめてと懇願していた…。
ここは、図書館。静かに皆がそれぞれの時間を過ごす場所…。

 私は刺激を与えられたまま男子トイレに行けと命じられ、
時間をずらしてついて来る一人ずつ招き入れた…。
大きな個室トイレ…。
『こんなことしてる場合じゃないよぉー』
『これは事象。そして、いつか消えるならそれまでは、君は僕の…』
『僕らの玩具』
 そして、3人はこの密室で溶け合っていった…。

 ふたりのユタカは、SF映画に出てくるコピーロボットか、クローンのように能力がまったく同じ。片方が執筆に励むと、片方は雑用をこなし料理の腕を益々上げ、片方が悩むと相談しあい、小説の続きを紡いでいくという、夢のような数日を過ごした。だけど、このままではいけないのは確かだった…。
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tag : エスカレート個室トイレ下の穴クローン

ふたり15

 ユタカのドッペルゲンガーが、どうして現れたのか分かるはずもなく。誰にも相談できない、眉唾のような現実が目の前で、本を読み漁っている。
3人で必死に調べても、オカルトじみた話を詳しく紹介する文献などなく、そもそもただの民間伝承。
恐怖夜話のように扱われた都市伝説に過ぎない…。
でも、たったひとつ。
分かったことがあった。
どの本にも、
ネットの検索でも一様に…、
最悪の結末が用意されていることを…。
『うそ…』
『まいったな…』
『おぃおぃ。ほんとかよ…』

”もう一人の自分(ドッペルゲンガー)を見た者は死ぬ”

『でも、その先… どっちかが、死んだあとはどうなる?』
『二人とも死ぬのか?
 ドッペルは残るのか??
 もし、そうなったら本体とすげ替わるってことか?』
『その時が来ないと分からないよ…』
 ひそひそと小声で話す彼ら。
「その時なんて言わないで!」
 私は声を荒げ、周りの注目を浴びてしまったが、二人のユタカは止めることもできず、呆然と私を見つめ、
『もし、ユタカが二人とも消えてしまうとしたら…、生きていけない…』
 私は肩を震わせ、そう思っていた…。

 混乱したまま沈黙が続き、子供が読むような本が山積みされているこのテーブルに、
「わたしこの本読んだよー 怖かったー」
 小さな女の子が大きな目で、指をさしていた。
「だから、おまえはガキなんだよ。そんな本全部作り話~ 迷信だよー 怖がりめ」
 おにーちゃんらしき男の子は立て続けに、
「おばちゃんたち子供?」
 軽口を叩かれていた…。
引きつらせていた顔を、無理に笑顔に変え、
『私も怖い… 君たち知ってる? ここに載ってるお話の一つは本当の出来事なのよ』
 心で言い返し、愛らしい少女の髪を撫でていた。その時、彼らが笑いあいながら去っていく微笑ましい光景に、心の底から湧き上がる、初めての感傷に浸っていた。
『子供が欲しい』
 顔を曇らせ、落ち込んでいるユタカたちを私は真剣に見つめていた。

 本を読むまではもう一人の自分が、自分たち?自分?の為に頑張ってくれる。
ドッペルゲンガーも悪くないと思っていたけど、二人暮しだった生活に支障がない訳ではない…
むしろ逆。危ないケースばかりだった。
ひとりが家に残ってくれればまぁ問題は少なくなるんだけど、
誰だって息抜きくらいはしないとストレスが溜まっていく。
と言うか、ドッペルゲンガーってそもそも人間?
何も分からなかったけど、
「今度は俺の番だろう?」
「お前はおととい買い物いっただろー ちゃんとメモ見ろよ」
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