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335 指示

335
「んんん~、メアドゲットしたのはヒナノっていうお姉さんなんだけどお膳立てしてもらえるかも、どする?」
「いやさすがにそれは厳しい、いくらなんでも初対面で色々聞けないだろ」
 渋るユウキに、
「最近のお前ってほんと昔のお前はどこ行った状態だよな、良いとか悪いとかじゃないけど、まぁ良い事なんだろうけどちょっと頑(かたく)なになり過ぎてないか?」
 ナナセが言うと、
「合同コミュニケーションパーティ!」
 トモヤが思わず口を挟んでいた。

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「それだ!」
 ヤマトが言うと、ナナセはいきなりユウキの携帯を取り上げそのメイドにメールを打ち始めてしまい、
「うふふふふ」
「おい!」
 そのニヤケ顔に慌て取り戻そうとしたユウキだったが遅かった。
|ナナセ:アドレス違うけどナナセだよんさきほどはどうも~♪ 唐突だけど合コンしよう返信まってまーっす。
「合宿中なんだぞ? 合コンなんか出来るか!」
「半日くらいいいじゃん、相手の都合だってメール貰わないと分からんし。それにお前にまた狂ったようになられても困るんだっつーの、元リーダーの言うことをお聞き!」
「おぉー」
 トモヤとヤマトが小さく拍手し、
「・・・なんだかんだ言ってお前ら俺とよく似たその娘見たいだけだろ?」
 するとメンバーたち。ユウキの前にササッと集合すると正座し、涙を流しながら無言の圧力とばかりに不味いチャーハンをもくもくと口に運び、ナナセに至っては愕然とした目でゲロゲロと戻していた。
「・・・うぐぐぐぐ」
 ユウキがぶ然とし頭を抱えていると、ナナセの持つユウキの携帯が鳴っていた。
|ヒナノ:ユィナ様目当てなら無理よ?
|ユウキ:いや別にそーいうことではないですよ。
|ヒナノ:お嬢様をあなたたちと会わせるなって奥様から指示が出てるのよね。怖い人でも居るの? こないだはそんな感じしなかったんだけど。

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