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ふたり22(23)

注:ここからナンバリングが重複してしまっています。ここは、
”ふたり23”
です。そのうち直します…。


「なぁ 俺たちいつ死ぬんだろう?」
 自宅兼仕事場で、寝転がっているユタカが呟いた。
「分からんよ。分からんけど、死ぬときは同時に逝っちまうんだろうか…」
 頭に手を組み、同じ格好で寝ているユタカが答えた。
「保険かけてるよな俺」
「あぁ。ミィナにきちんと入るようになってる…。不自然な死に方だけはかんべんだな… それだけを祈ろう…」
「あいつ泣くかな… フゥ…」
「泣くだろうなぁ… 泣かせたくないけど… ハァ…」
「喪服のミィナ見たかったな」
「見れるさきっと」
「あっちから?」
 ユタカは上を指さした。
「そう」
 ユタカは腕を伸ばし、天井の先、そのもっと上を指さしていた。
「今日は仕事する気にならんね ハァ…」
「そうだな フゥ…」
「あいつなら良い男がすぐに見つかるさ」
「でもなぁ。俺らとの行為に慣れちまってるから、普通だと物足りないかもなぁ」
「覚えてしまった蜜の味は、簡単に忘れられない…」
「…だな」
「もう元には戻れないか… ハハ」
 乾いた笑いは、ため息交じりの会話の後、二人を無言にしていた…。
「喪服姿!」
 少しして、ユタカが跳ね起きた。
「見たいな!」
 もう一人もほぼ同時に起き上がり、
「フフッ」
「仕事も同じ頭が二個あるとはかどるし」
「今日は奮発してお外でディナーと行きますか?」
「正装で!」
「もちろん!」
『………うぷ』
『うぷぷ……』
 ニヤニヤしながら顔を見合わせる二人だった。
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