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ふたり3

 二人のモノが中で擦れ合い…
貫かれ、
ここに留めさせられてるんだと感じていた。
身も心も溶かされていく…。
悶えたまま息が続かず
苦しむような自分の声に驚くが…
深すぎる喜びに、
逃げ出すこともできない…。
いえ、決して逃げようなんて思っていない…。
「愛しててるよミィナ」
「ミィナ愛してる」
 左右の耳に囁かれ、
夢中で心の声を声にしていた…。
「おかしくなるょ おかしくなるよ あぁあああ」
乱れる息。
何も話せなくなっていく…。
「イク! イクよ」
 下の彼が言い、
「口を開けて」
 後の彼が言った。
「出る!」
 二人は同時立ち上がると、
私の口に快楽の証を放出した…。
入りきらなかったミルクが
髪にかかり、
顔にかかり、
胸に飛び散った…。
私は、口の中の大量のミルクを
味わいながら飲み
ふたりが近づける肉棒からミルクの残りを
吸い出す…。
三人は疲れ果て、
夜明け前にまた眠った…。
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ふたり4


 頭が痛かった。
きっと疲れてるせいだと、
自宅マンションのドアを開けた。
がいつものよーに。
仕事部屋からいそいそと出て来て
私の前にたちはだかる。
「おかえりミィナ」
「うん。ただいま… ちょっと頭痛いかも…」
「だいじょうぶか? 熱は?」
 は私のおでこに手を当て、
自分のと比べた。
「大丈夫よ。熱っぽくはないでしょ?」
「うん。平熱だね。じゃ、いいよね?」
 は微笑み、
私がこの扉を開け、帰ってくるたび繰り返される儀式に
取り掛かろうとした…が、
『はいそこまでー 止まってー』
 っと、手の平で押し返すようなそぶりで、
1メートル先にを留めた。
靴を脱ぎ、
きちんと揃えて置き直す。
玄関口で、
スカートをまくり…
ストッキングを脱いでいく…
は私が倒れないよう、支えようとそばへ来ようとしたが、
つまみ食いはダーメッと手を叩いた。
「いたぃ!」
 は大げさに飛び跳ね、
私は素知らぬ顔で
もぞもぞとショーツに手をかけた。
左足から脱ぎ、
右足をちょこんっと上げ、
スルリと引き抜いた。
そして、それを彼の顔にちらつかせ、
「まだあーげない♪」
 と、言った。
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ふたり5

「あぅ~ん
 ミィナちゃん今日は会社で
 いっぱい妄想しただろう?
 いつになく大胆だなぁ
 フフ」
 私は言われるようにとても欲情していて、
脱いだショーツをふりふりしながら見せつけるだけ見せつけ…
裏返の部分の匂いを自分で嗅いだ…。
「すごいよ」
 彼は小さな歓声を上げ、目を輝かせている。
「好きな匂い?」
 彼が言う。
「ん」
 うなずく私の目は潤んでいる。
やっと傍へ来れた彼は私の腰を抱いた…。
「ミィナは良い子。
 僕の良い子。
 でも、今日の悪い子は~
 どうなってるかな
 見るよ?」
 そして、やっと彼の番。
膝裏に優しく手をかけ、ゆっくり持ち上げ、
太ももから中心へキスしてく…。
彼の鼻先が当たる。
「ぁん」
「ここの匂いが好きだよ」
 舌でそこを舐め上げる。
「ダメッ」
 彼の顔を引き離そうとしても…
力ではもちろん適わない…
いえ。そうじゃないの
抗っている訳ではないの。
彼が大好き。
彼にされることならなんでも構わないだけ。


 初めて玄関プレイをお願いされたときは…
確かに引いて拒否した…。
でも、事あるごとにお願いされ、
ずーっと首を横に振り続けていたけど…
その間もどんどん開発されていく体は、
彼が儀式と称す。
偏愛的なプレイ
首を縦に振るまでもなく、
誘(いざな)われていた…。

あれから、数ヶ月…
いつの間にか私も、
この遊びが好きになっていた…。
会社でも、どこでも。
いやらしいことを考えると、
すぐ濡らしてしまい、
欲しくてたまらなくなってしまう…。
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