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ふたり13

 ふたりの顔を交互に見た。
双子にしか思えなかったけど、
あまりに似すぎてる…。
乱れた髪、目じりの位置、
左手の甲の傷、
これは彼が
入院する前に付けた
包丁のかすり傷のはず…。
『ここまで似るの?!』
 ここまでなんておかしい…。
まさか…
同一人物!
どっちがどっちだかほんとに分からない…
とりあえずAとBにするけど、
印も無いから、
意味は無い…。
彼らは、色々考えてる不思議顔の私に、
「僕もびっくりしてる…」
 Aが言った。
「良く分からないんだ。
 お昼前に帰って来て、惰眠を貪ってたら…
 いつの間にか、二人になってた…」
 Bが言った。
ふたりにそれぞれの耳で囁かれ、
彼がやたら、複数プレイの話を持ち出していたのは、
『秘密にしていた双子の兄弟。と、
 相手をさせたかったのよ?
 これはきっとサプライズ。
 初めて明かしてくれたんだ。きっと』
 と、納得させようとした。
「信じられないことだけど…
 不思議と落ち着いていられるのは
 なんでだろう?
 多分だけど、これが噂の
 ドッペルゲンガーだろうな」
「お前”が”だろ? 本体は僕!」
「僕に双子の兄弟なんか居ないしね。
 僕たちとか、僕らじゃないよ?
 あくまで僕個人ね」
「うん。そうそう、そのとーり」
 ユタカたちは口々に、
理解に苦しむ会話を繰り広げ、
たった数日離れていただけなのに、
儀式に飢えていた私は、
唐突で初めての、
複数プレイに酔っていった…。

 愛してる彼と同じ顔の彼。
寸分たがわぬ体なら、
ついている男性自信もまったく同じ形容。
声のトーンや話し方。
したいことも同じふたりに、
代わる代わる愛され
あまりに興奮した私は、
果てた瞬間…
失神してしまっていた…。

これが、3Pの始まりだった…。

ドッペルゲンガー
自分自身がもう一人現れてしまい、それを見てしまうと死期が近いなどと言われる。古くから世界各地に伝わる民間伝承。
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