スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

279

279

 ミィナとは別の女性の存在を知りたくてここまで来ていたユウキだったが、父が双子だったと知り彼らの写真を見つめていた。
『色違いの服の男たち、切れて写っている方もヤマキタだった…。ユタカは死に、ユウタは消え、もう一人の女の手がかりは依然として謎のまま…』
 彼は思いあぐね、
「会いに行こうユウタに会うんだ! 返事はどうあれ父の家に出向くしかない」
 と呟き、入れないモデルルームを見上げていた。
『あの部屋で幸せに包まれていた両親、だがある日事故が起こりそして俺が生まれた。そして俺はどちらの子か分からない…、ユタカの事故はもしかしたら愛憎の末、歪んでしまった彼らの間に思わぬ悲劇を起こした?! ミィナはユウタをかばっている? 俺は兄弟を殺したユウタの子? 真相がどうあれ俺は真実が知りたい、父かもしれないユウタに会って謎の女のことを聞き出すんだ…』
 地面に目を落とし、その場所が血の海になっている所を想像してしまい、持って来ていた小さな花束を手向けようとしたが、
「だからぁあああそーいうのが困るんだって、気持ちは分かるけど考えてくれよ、商売の邪魔でしかないんだ、ほら預かるから渡してもらえません? 別の場所でちゃんと手向(たむ)けるから」
 小屋からいきなり出て来た携帯で話しこんでいたスタッフに花をぶん取られ、憤慨するユウキだった。
▼ぜひポチッと応援よろしくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村で応援
▼C.Bに面白かったらぷちカンパ
C.Bに面白かったら。WebMoney ぷちカンパ
関連記事

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
カウンター

現在の閲覧者数:
はじめから読んでくださいね

■全ての記事・小説のバックナンバーを表示できます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

C.B

Author:C.B
C.Bの恋愛官能小説ブログへようこそ。ここは。「ふたりの彼。玩具の私」と、その続編「妹と兄。そして震える母」の書庫になります。

■ご注意:当ブログの小説の無断使用はできません。著作権利は作者C.Bが保持しています。お問合せはページ内にあるメールフォームをご利用ください。

筆者にメール

名前:
メール:
件名:
本文:

 
応援してください
★このサイトにチップを贈る
このサイトへチップを贈る
★ポチッと応援お願いします。
書く気力が沸いてきます。
アルファポリスで応援
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)で応援
にほんブログ村ランキングで応援
ランキングサイト
相互リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Twitter