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336 母親

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|ユウキ:えっマジですか! なんとなく理解しましたが・・・。
|ヒナノ:居るのね(笑) でもねお嬢様は北海道に帰省されててそもそも無理なの♪
|ユウキ:そ、そうなんだぁでもユィナちゃんがお目当てじゃないよほんとほんと。こっちは四人なんだけど都合がつけばぜひぜひ。
 皆にメールの内容を見られながら返信していくナナセは、とりあえずヒナノから連絡をもらえる様に約束を取り付けていた。

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「怖い人ってだ~れぇ~だろぉ~ねぇ~」
「さぁ」
 トモヤとヤマトはニヤニヤしながら肩をすくめていた。
「音楽はオーケーだけど人としてダメって事か? まぁそうだよなぁ一人娘らしいししかも養女、あのお方だってただの母親ってことだ。ユウキのこと良く知ってるなら気持ちは分かるなぁヒヒヒヒ」
「・・・とりあえず明日の朝から猛練習だからな? 忘れてないならその事はお前に任せる。俺もさっぱりしてくるかな」
 ナナセが差し出す携帯を受け取ったユウキはリビングを出て行った。

 バスルーム脇の洗面所で裸になったユウキは、胸に貼られた大き目の絆創膏を剥がし付けてしまった生々しい傷痕を鏡で見つめ、脱いだ衣類と妹の体操着を洗濯機に放り込むと、彼は別荘に着くとすぐに二人へ到着したとメールしていたが、チヒロからのメールが無いのを心配しもう一度彼女にメールを打とうとして躊躇(ちゅうちょ)してしまい、喪服姿で庭に佇む写メを送ってきていたアキにメールしていた。
|ユウキ:忙しい時ゴメン。チヒロからそっちになんか連絡来てないかな。
|アキ:こっちには原宿でお友達と遊んでるってメールありましたよ? 今晩だけその友達の所に泊まることになってるじゃないですか、あまり心配しなくても。
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337 判断

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「ん~、ユィナお嬢様とユウキさん・・・、ユィナとユウキ」
 トモヤがポツリ話すと、
「名前の響きまでそっくりだな。なんとなくだが、もしやまさかって感じがしないでもない」
 ナナセの言葉にヤマトもうなずいていた。
「ビンゴーって事だったり~」

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「でもよぉ、あいついったい誰を探してるんだ?」
「親戚?」
「その親戚をたった一人で探すって何事なんでしょうか?」
「う~ん。訳ありとしか言いようがないですし、ユウキさんのイライラはきっと家族絡みだろうから詮索はやめません?」
「分かってるさ」
「・・・雲を掴むような話しって言えばですよ僕らにもあるじゃないんですか、蒼い月さんってどこの誰なんだろう、会いたいよね。れっきとしたうちのバンドの作詞者だし、権利関係なんかもはっきりさせないとまずいんですよね?」
「そそ」
「ライブチケット付きのCDさえ買ってくれたら何かしら連絡がきそうだけどな」
「あの案しか無いとはいえ蓋を開けたらウヒャ~みたいな」
「本人かどうかはユウキに判断させればよいだけだし」
「だよな」
「まぁとりあえず曲順からもっかい考えるか」
「MCやんの?」
「あぁ~、ユウキさんは嫌がるだろうけど、ファンサービスってのも考えないとマズイのかな?」
 ヤマトの発言にトモヤが口を添えると、
「それあるなぁでも、何もしないってのが俺らのスタイルだから無しだろ? 最悪間が持ちそうになかったら俺が半裸もっこりパンツで会場中走り回ろうとは思っている。だからあのアイテムが欲しいぃ~♪」
「やめろ!!」
 二人は風呂場へ走り出したナナセを引きずり戻していた。
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338 事故

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|ユウキ:そうだけどな、きっとへそ曲げてるんだろうなって思ってて。あんまりはめ外さないように言っておいてくれないか。
|アキ:そうですね、だいぶブー垂れてましたたからねぇ連れて行ってくれなかったって、うふふ。でも彼女やっとお友達と遊ぶようになったんですよ? ここは少し大目に見てあげたほうが。
|ユウキ:…そうだねアキの言うとおりだよ。分かったありがとう、また連絡する。
『いきなりあれこれ言う立場に無いよな、勝手な事ばかりしてるのは俺だし…』
 洗濯機の回る音を聞きながら納得したユウキは、メンバーにまた悪さされないようにここへ通じるドアをロックし風呂へ入ったが、ヒヤヒヤしながら半分嘘の作り話をしていたアキも、連絡がないのに慌てていてもう一度チヒロに連絡を入れていた。



 駐車場まで歩いていた無言の二人、途中携帯が鳴っていたが出ようとしないチヒロが車の前まで連れられて行くと、何か怯えたようにふいに立ち止まってしまいその重そうな口を開いていた。
「…ユィナはママの子なの?」
「………」
 答えられないミィナは、自分を見つめているだろう彼女を見ることもできず車に乗り込んでいた。
「やっぱりそうなんだね…、ずっとずっと秘密にしてて、会いたく無かったから気が動転して事故を起こしてしまったんだよね? あいつはママの隠し子…、お兄ちゃまの本当の妹…」
「…お家でゆっくり話すから乗って」
「その車になんて乗りたくない!!」
「ど、どうしたの?」
 ミィナはその様子に驚いてしまっていた。
「ママ? 私の本当のママなら…」
 運転席から助手席のドアを開けチヒロにうながしたミィナだったが、急に声を荒げ身を硬くするチヒロに戸惑い、この車は彼女にとってあの忌まわしい事故を引き起こした車と色まで同じ車種だということを知るはずもなく、
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