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299

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「いゃあああああああ」
「優しく犯される自分をちゃんと見て、そこに居るのが本当のヒナノさん!」
「あぁああああああああああアキラ様ぁあああ」
 ヒナノは繋がっていく部分を見つめ、陰毛の先にある膨らんで割れた肉にペニスが根元まで突き上げられたとき、すぐに絶頂に達していたが構わず挿入を繰り返され、ありとあらゆる体位に転がしていくアキラの、やりたいままに彼女の思考を快楽で奪っていった。ヒナノは声にならない言葉で何かを言っていたが、
「初めて見た時から好きでした。好きです。好きぃいい」
 汗にまみれながら似たような言葉を繰り返し、何度も果てていた。

 ベッドでぐったりしたままのヒナノは、既に服を着てしまいタバコを吸っているアキラに小さな声で話しかけていた。
「アキラさまぁ、ヒナはよくなかったですか? 寂しいです。そんなの嫌です。安全日だから中出しして欲しかったです。もっとハードなことが出来ないと気持ち良くなってもらえないのですか?」
 そう、アキラは数時間も彼女を抱いていたが、一度も射精してはいなかった。
「私じゃダメなんですか、他に好きな人が・・・、『あの噂は本当なんですか・・・?』」
「気にしなくていいよ。こっちにおいで」
 ソファに座るアキラの元へたどたどしい足取りで歩み寄ると、倒れそうになり支えられたまま、膝の上にすとんと腰かけていた。
「ほら喉乾いただろう?」
 冷えた水を飲ませてもらうと、彼女はぐるりと回転するように座り直しアキラに抱きつき唇を求めた。
『ユィナ様を愛してらっしゃるのですか?! プレイルームでSEXしてたって噂になってます。兄弟では無いって言われましたけど、ずっと前からSMプレイで体を重ねてらしたのですか? 私じゃダメですか? アキラ、アキラ様ぁああ!』
 ヒナノの激しい舌使い、顔を交錯させてはアキラを貪った。
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300

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「また欲しくなったの? ヒナねーさん」
「意地悪・・・」
「ヒナは言ったよね? 俺の好きにしていいって」
「うん」
「シャワー浴びておいで。そしたら出よう・・・」
「・・・はぃ」
 何かを期待していたが、うなずくしかないヒナノだった。

 バスルームから出て来た彼女を拭いてやり、髪を整えるのを待つ間にアキラは支払いを済ませ、脱ぎ捨てられていた衣服を拾い集めていた。そして、彼女に一枚一枚丁寧に着せていくと、こんなことされるの初めてだと恥ずかしそうにしていたが、ミニスカート姿のヒナノはお尻の辺りを触り、部屋を出ようとするアキラに尋ねていた。
「あ・・・、もう一枚は?」
「ん? あぁすごい濡れてたから気持ち悪いだろうと思って」
 ジャケットのポケットをポンポンと叩くのを見せられ、パンティを履かせてもらえなかった彼女は、スカートの裾を伸ばすように握りしめ、顔を真っ赤にうつむいて歩くしかなったが、バイクに乗せられようとするのを拒みタクシーで帰ると言い出していた。
「夜だから見えないさ」
 だが結局乗せられてしまい素肌がシートに張り付く感触、走り出したバイクにバタバタと揺れる生地、片腕でうつむくようにアキラをにしがみつき、必死でめくれるのを押さえていたせいか、屋敷とは違う方向へ走り出したバイクに気づかず、暗い夜道から明るい街中、二十四時間営業の雑貨店に連れて来られてしまっていた。降ろされた彼女はノーパンで気が気ではなかったが、そんな彼女のことなどお構い無しのアキラは、
「新しい下着を買って上げる」
 と、目的の売り場へはまっすぐ行かず店内をうろつき、商品を一緒に見ようと座り込ませては足を開かせ性器をいじり、人が近くにいればいるほど激しくまさぐり、濡れていくを楽しんでいた。やっと女性下着売り場へ連れられたヒナノだったが、冷えてしまったのか催してしまい、好みの下着をあてがっているアキラに小声で話していた。
「おトイレ行きたい・・・」
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301

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「どっち?」
「え? ・・・小さいほう」
「いいよ? でも、俺の言うことを聞いてくれないか・・・、そうしたらご褒美あげれそうだよ?」
 囁かれつつ、指をダイレクトに入れられたヒナノ、
『あぁ漏れちゃぅ!』
 体中に響く様ないやらしい粘着音を感じながら、こんな場所で怖いのに恥ずかしいのに激しく濡らしてる自分は何者なのだろうと吐く息も荒く、返事を出来ないままトイレへ逃げようとしたが、アキラに手を掴まれ、大きく盛り上った彼の股間に導かれていた。
「触って・・・、俺のを弄りながら・・・」
『ぁああ』
「ここでしてくれないか・・・」
『!!!』
 呆然とするヒナノは、アキラに肩を押されるとストンと力が抜けたように座り込んでしまい、
「出さないとずっとそのままだ!」
 そう言われた瞬間、体が痺れたように震え噴き出していた。
『あぁぁ』
 商品と商品の間の狭い空間、座り込めばある角度からは見られることは無かったが、直線上の動線には当たり前のように人が行き来し、まだまだごったがえしてる店内。
『逝くぅうう!』
 あまりに興奮したヒナノは絶頂を迎え、弧を描き飛び散る小水に茫然としていた。
『ぁあああああああああ!』
 ビシャビシャと床を伝う黄色い液体。
「あ~?! お客さん!!」
 スタッフに見つかっていた。

 アキラはヒナノを抱えるように外へ飛び出し、路地の暗がりに逃げ込むと泣いている彼女を強く抱き、なだめながら、
「泣かないで、泣かないで」
 挿入していた。
『ひぃいゃああああああ!』
 泣き崩れていた彼女は腰を支えられバックからペニスが出入りするたび呻き、されるがままの玩具のように扱われている自分を惨めに感じ、
「ユィナ様を愛してらっしゃるのですか? ユィナ様と交じり合われていたのですか? ユィナ様と兄妹だった頃から? 私は代わりですか? 私は性処理道具ですか?! 私だけを愛して!」
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