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ふたり60

 玄関まで送られている途中、開け放たれたドアから。彼女の仕事場。事務机でパソコンに表計算のソフトが立ち上がっているのが見え。何気に覗くと、
「今ねやっかいなソフトとにらめっこしてたの。アタシ機械オンチだから、もう頭が爆発しそうよー!」
 ミィナはそう聞かされ、
「触ってもいいですか?」
 ヒロミを見つめると、
「え? またぁ~ あぁ~~ん」
 彼女は勘違いしていた。
「…あ。違います。あれを」
「あぁああああ…」
 ミィナはヒロミが驚きを隠せないことに気づかず、パソコンの前に座ってしまい、たくさんの数字。手書きで書かれたノートを見ながら、ソフトを手際よく動かしていった。
「…得意なのね」
「えぇ。こーいう仕事してましたから」
「…そう。でもね、あなた大変な物見てしまったわ…」
「え?」
「それ、うちの裏帳簿なの…」
 ミィナは顔を蒼ざめさせていた…。
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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 裏帳簿パソコン

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