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ふたり51

 体を綺麗に拭かれ、ナイトガウンに着せ代えられたミィナは、奥の部屋のベッドで眠らされ、を見ていた…。
『どっちかが先に死ぬのかな?』
『分からないけど、どっちも一緒に消えて無くなるんだよ。きっと』
『そうだね。きっとそうなんだろうね…』
『いっしょに暮らせないの? いつ死ぬか分からないなんて。怖い…』
『無理よ。でしょう?』
『ふたりがまったく同じ人格でも、個性が出てきてる…』
『そうだね…』
『肝心なのは、あなたがユタカに抱かれたら…』
『きっと』
『私が…』
『私を殺してしまう…』
独占欲…』
嫉妬…』
『私は女』
『ただの女…』
『あ。それとね、どっちが分裂した方だか分かる方法を、たまたま知ったの』
『えっ。どんな?!』
『えとね。指を組んで。親指が右上にくるほうが本体』
『逆が…』
『そう』
『…だから~何?』
『うん。だからってどうにもならないよね』
『あはっ』
『うふっ』
『さよならだね私…』
『うん。さよなら…』
 腹の上で手を組み、死んだように眠るミィナは、右手の親指を上にしていた…。
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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 嫉妬ベッド独占欲分裂眠る

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