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ふたり43


 大きな街の雑居ビル。地下へ下りて行き、人気の無い廊下の入り口で急に抱かれた。
「逃げないようにオマジナイ…」
 ヒロミはディープキスを求めた。
私たちは、ひとしきり互いの口をむさぼりあい、舌を絡めあった…。

 幾つかのドアが並ぶ長い廊下で、彼女の携帯が鳴り、すぐそこだと指さされ、先に歩いていると、短く話しを終わらせた彼女がそそくさとやって来て、
「あなたの歩き方。とても綺麗ね」と言ってきた。
 私が不思議な顔をしていると、
「ここよ」
 と、立ち止まる彼女だった。
そこは、看板も名前も無いピカピカに磨き上げられた、場違いのように見える金属の扉。目の高さに小窓が仕込まれていて、ドアを叩くと、そこがスーッと開いた。
「ただいま~」
 女が告げると、
「お帰り」
 覗いたスタッフが、笑顔で招き入れてくれ、女はここの常連らしかった。
「良い子いたの。上物よぉ~ 連れてきちゃった。ふふっ」
 彼女に背を押され、私を見た中年の男は、
「お。美人さんですねぇ。いらっしゃいませ。楽しんでもらえると幸せです。さ、どうぞ。どうぞ」
 そう言いながら、ヒロミ目配せしていた…。

 薄暗い店内にはカウンターがあり、豊富な種類の酒が棚に並び、ステージに、スポットライト。大きなスピーカーや、ミラーボール。奥まった所に、淡い紫やピンク色の反射光が照りかえ、幻想的に見えるな部屋の入り口も見えていた。
「ショーパブ?」
 私は、単純にそう思った。
「ここはハプバー。ハプニングバー。来たことある? 男女が入り乱れて、なんでもできちゃうお店…」
 カウンターには座らず、ボックスのソファに腰掛けると、客はだれもおらず、貸切状態だった。暗がりから、真っ赤なボンデージスタイルのグラマラスな店員がやって来て、注文を聞いてきたが、その子の股から”ディルド”が突き出ていた…。
「私は、お腹すいたから。何か適当に持って来てよ。有り合わせでいいから。あと、いつものワイン。アイちゃんの分もね。それと、美味しいお水どーんっと持って来てね。冷えてるの」
 私は、ミィナではなく、アイと名乗っていた。
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「はーぃ」
 女の子は去り際に、反りあがった股間をヒロミに撫でられ、お盆を胸に当てイャ~ンと身をよじらせた。
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